糖質制限――フラフラの状態は、
低血糖ではなくカロリー不足!
2019年5月29日(水)
大いなる誤解だった。
一昨日の月曜午前中のこと、いきなり立ちくらみのような目まいが持続し、同時に脱力感と激しい空腹に襲われ、それ以後、安楽椅子で休養したり、ついには畳の上で長座布団に横たわったりしながら、フラフラの状態で半日を過ごした。
糖質制限食による低血糖状態の襲来である――糖尿病の僕は、4月から糖質制限食を試みて、満足のゆく成果を出している。
ところが、これが違った。低血糖ではなかった。
翌日の昨日、糖質制限食を唱えて普及させた江部康二先生の発言に当たったら、そうではなく「カロリー不足」だと知った。
目まいに襲われた時はてっきり低血糖と思いこみ、すぐさまブドウ糖の補給をすべしと、キッチンへ。でも、砂糖や砂糖水は摂る気になれないので、甘いパイナップル缶詰を開け、パイナップルを食べ、その甘い汁を飲んだ。
これでしばらくすれば、目まいやフラフラは治るだろうと……。
ところが一向に回復の兆しがない。以前として目まいによるフラフラ、それに激しい空腹もある。全身から力が抜けて立っているのもしんどい。
どうしたんだ、これは……如何せん、初めての低血糖状態だし、個人差があるから、良くなる人、そうでない人と様々なのだろう、くらいに考えた。
結局、この日は軽い食事を摂って、早い時間に床に就いた。
で、翌日になってネットで調べたら、江部先生がおっしゃる勘ちがい発言に出くわしたのだった。
勘ちがいで多いのは特に次の三つとのこと。(先生のブログから引用)
「糖質制限は頭がふらふらする」
「糖質制限はやせすぎる」
「糖質制限は低血糖になる」
こうした誤解をしている人には、共通した誤りがあります。それは、
「カロリー(エネルギー)不足と糖質不足を混同している」ということです。(太字は引用者)
正しい糖質制限で、頭がふらふらしたり、やせすぎたり、低血糖になったりということは起こりません。
糖質制限食を勘違いしている人には、「ただ主食だけ抜けばいい」と思い込んでいる場合がよくあります。そして、今までと同じ量のおかずしか食べないのに、ご飯やパンを抜くのです。すると、それまでの食事に比べて、ご飯やパンの分だけカロリーが足りなくなってしまいます。
これは間違ったやり方です。
つまり、糖質不足のせいで健康被害が出たのではなく、カロリー不足のせいで具合が悪くなっただけなのです。(引用終わり)
カロリー不足を補うには、
「主食を抜いた分だけ、代わりにたんぱく質と脂質を増やす」ことだそうです。つまり、オカズを一皿か二皿分増やす。
実をいうと、先週、ぼくは別の病で軽い手術を受けている。
それで若干、普段の生活行動を抑制し、食事もやや抑えたりしていた。それがカロリー不足に影響したのだろう。
それにしても、あれだけの目まいが持続して平衡感覚を失くしつつ、併せて身体全体のひどい脱力感などは、世間的にはシニアと言われるような年齢の僕にも初めての経験だった。
教訓として、健康に害するような試みを実践するには、それなりの正しい知識や情報がいかに大事か、身に染みて実感した次第。
最後に再度、江部先生の別の発言を貼り付け。
大事なことなので先ほど述べた要点をいうと、正しくはこうです。
「糖質の多い食品を抜き、
その分だけたんぱく質と脂質を増やす」
この「たんぱく質と脂質を増やす」という部分が大事です。さもないと、カロリー不足を起こしてしまうからです。
テレビの健康番組で「糖質制限は危険?」などと言っている場合は、正しい糖質制限実践者ではなく、カロリー不足に陥った人を指していることがほとんどです。