玉川上水(武蔵野市)の事務所から…

ライターの仁です。企業広報分野でIR(Investor Relations)などの仕事をしています。折々の、あることないことで、気にとまったことを発信します。

資産運用・投資

大学生の投資術! 経済・経営の専門知識不要で獲得した3億円

2009年2月22日(日)

■平凡な大学生がデイトレードで、わずか2、3年で30万円を3億円にしたという投資本が目にとまり、なんとなく斜め読み。

3億円


■書名に「平凡な大学生」とある。大学生としては平凡でも株式投資家としては非凡な才能の持ち主だ。あえて一言でいうと、彼はゲーム感覚で投資に臨み、数字の動きにまどわされることなく己の思考を抑制・制御することができた。その割り切り(抑制・制御)が出来そうでできない。だからこそわずか2、3年で3億円を稼ぐことができたのだ。

■しかも彼が言うには、経済の知識も、投資先の企業の経営状態も、良かろうが悪かろうがその実あまり関係ないという。デイトレードという短期の売買にはそういう知識はあまり必要ないという。投資家のバイブル「会社四季報」も企業の単なる確認程度で、あまり使いこなしていない、というのだ。

■投資関連の書籍にはよくあるタイトルで、いわゆる「何億円儲かった」という類のものなのだろうが、大学生というところが引っ掛かりなんとなく目を通した。

■投資本という以前にデイトレードとは具体的にどういうことをしているのかに興味があった。何を考え、具体的にはどのような取り組みで毎日パソコンとにらめっこをしているのか、に。

■世の中には投資本が掃いて捨てるほどあるが、どの本を読むと、どういう知識が得られるのかは書名でわかるものの、その実、説いてある内容が千差万別でまるでわかりにくい。体系立てて勉強するのなら別だが、単なる興味である。

■そこで、大学生なら社会にでていない若者だし、その若者による投資活動ということで、それなら普通の社会人が持ってるような経験も知識も情報もなく、活動そのものが一からはじまったのだろうと思い、なんとなく興味を覚えて手にしたのだ。おそらくこの本は投資の世界ではそれなりに知られているのだろう、と思う。

■僕自身はフリーランサーで投資話とはとんと縁のない生活を送っている。それでも一時期、マネー誌の仕事をしていた。じゃあ投資の知識は十分かというとそうではない。当時はその都度、俄勉強でなんとかしのいでいた。以前に今で言うIR関連の仕事をしていたので、多少企業経営や株式に関する知識を備えていて、それで投資話の方についてもなんとかなったというところだ。

■この大学生がエライのは、3億円を儲けてから、普通の仕事がしてみたい、普通の勤め人生活をしてみたい、普通の社会人生活をしてみたい、ということで足を洗い(?)就職したことだろう。
どこまで本当かはわからないが、この若者の言うところでは、動きの速いデイトレードには経済のファンダメンタルズがどうしたこうしたというような難しい知識はあまり要らないのだと理解した。

■世界的経済危機の今こそが株式投資の絶好期と言われるが、それはそれとして、デイトレードというものの一端をかいま見た投資本だった。

何と乱暴な値動きだこと。驚くしかない

10月14日(火)

■モルガンスタンレーは昨日一日だけで84%も株価が上昇したという。三菱の名前が頻繁に米国のテレビで連呼されていると、伊藤洋一さん。

■世界の株式市場は各国が資本増強策を手がけたことで反発している。それにしても乱暴な市場である。投資家ではないものの興味があってこの未曾有の出来事と言える金融危機の動向を注視している。すでにもう1カ月になる。

■投資していたら、これだけ乱暴な動きだととても仕事どころではなくなりそう。といって仕事を投げるわけにはいかないから、どっちつかずだろうけど。

■反発ししてるけど、まだまだ激しい揺さぶりが当面続くだろう。植草一秀先生が、その理由を昨日のブログで縷々説いている。

■ニュースはもっぱらネット頼りだが、それにしても新聞がこういう朝に届かないとは。先月のリーマン破綻のときもそうだった。大事なときに新聞が休んでいては意味がない。

FX(外為証拠金取引)業界に横行する、相次ぐ破綻と行政処分

2008年3月6日(木曜日)

■個人投資家の人気を集めている「FX」こと外国為替証拠品取引。今、業界では破綻や行政処分が相次いでいるという。今朝(6日)の日経の金融面がとりあげている。

■業者の異変に気づいたまではよかったが、その翌日に業者が自己破産を申請してしまい解約する時間すらなく5百数十万円の大半がもどらないなど、為替の変動リスクどころか、業者そのものの破綻リスクすら存在しているというのだ。

■記事によると業者の数は約120社あり、これが二年以内に淘汰されて30〜40社になるだろうという。業者の経営を揺るがし、破綻に至る要員としてあげられるのは、サブプライム問題に端を発する円高にあるという。対応できずに破綻が続出しているというのだ。

■通常、業者は為替変動リスクを自ら抱え込まないように、顧客の取引と連動した(危機回避の)取引契約を海外の取引機関と結んでいるという。また、自己資産と顧客の資産を分離して管理し、経営が破綻しても顧客の資産は守られる仕組みにもなっている。

■ところがこの分離がくせ者。業者の41%が自己資産と顧客の資産を分離せず、同じ口座に預託しているという。なかには顧客資産が毎月25日に目減りするので、それを公的な監視機関が調べたら、社員の給料の支払いに充てられていたという。

■つまり、この監視機関が業界を緊急調査したら、上記のような、ずさんでいい加減な業界の姿が浮き彫りになったというのだ。

■対応策として証拠金の百倍にものぼる外貨取引の禁止案なども出てきているが、一方でハイリスクを認識しながらも高収益を狙ったお金が集まっているだけに、大幅な規制強化は市場の収縮につながり、混乱も出来するとのことで、大きなジレンマを抱えているのだ。

■そこで、業界の自主規制による健全な市場の育成が必要というが、果たして業界がそれを実現できるかどうかとなると期待薄だろう。要するに淘汰されて残った業者だけで、そこで改めて業界の自主規制策に動くということになるのだろう。だから本当に規制策が有効に働くのは2、3年先かもっと先になるのだろう。

■記事に添えられたグラフを見ると、05年3月からこの3月までに3年間で、口座数は約30万から100万に、証拠金の残高は4000億円弱から8000億円に伸びている。急激な伸張である。

■ぼくは以前、マネー誌で仕事をしたこともあるのだが、(ハイリスクで言えば)商品先物の業界でいうと、取材先で数千万円を投資している人たちに対する特別対応なども何度か目にしているし、業者の裏の対応事情なども耳にしている。

■それにしても業者の特別対応は限られたある次元まで、背に腹は変えられない容易ならぬ事態に陥った業者は顧客のことなどかまわない。

■一夜にして資産が泡と消えてしまう恐ろしさを秘めてもいるのだが、そこはそれ、ハイリターンを求めるとハイリスクは見えにくくなってくるもので、こればかりはまさに自己責任。己と相談して投資するしかない。業界努力による自主規制も、金融当局の対応も関係ない。

これが「一日の東京株式市場の流れを決める」各種材料だ!

2008年2月17日(日曜日)

■今朝の日経(17日)の資産運用欄が、東京市場の一日の株式相場の流れを決めるさまざまな要因をあげながら、24時間のうちその都度、時間ごとにどのような要因が(つまり何が)影響を及ぼしているのかについて細かく、かつ分かりやすく説明している。

■たとえば朝の6時に終了する米国株の終値のチェックからからはじまって、東京市場でほぼ70%の売買シェアに達すると言われているその日の外国人の注文動向から、午後になってわかるアジア株全体の動向……など、一日のなかでのさまざまな各種の材料とその重要度にも触れながら(素人でもわかるように)東京市場の流れが把握できるようにポイントを押さえて説明している。

■つまり一日の東京市場の流れを決めるポイントとなる各種材料をあげながら時系列で説明しているのだ。おそらくプロ、アマ問わず、東京市場を追いかけている人たちは、このような材料をもとに売買の判断をしているんだな、というところの基本構図がわかるということだ。

■今と較べれば古墳時代ともいえるような昔も昔の大昔に株取引を経験しただけのぼくには、とても現在の株取引を左右する材料を判断するなどできないが、それでもここを読んだだけで、素人のぼくにすら東京市場の流れを読むカギは理解できた。

■そしてこれだけの材料を次々と読み込んで判断していかなければならないとなると、これはもう素人が片手間で手を出せる世界ではないな、というのがわかる。

■ディトレーダーでもある水準以上の人たちや、それなりの成績をあげている人たちは、おそらく似たような材料を追いかけて売買の判断材料にしているのだろうと思う。

■素人のぼくには、証券会社のトレーディングルームでディラーがいくつもの株式指標を見るディスプレイを前に仕事をしている姿が思い出されるが、彼らが見ている材料はそういうものだったのか、と理解したところだ。

■興味のあるかたは今朝の日経に目を通してみられることをおすすめしたい。

FPが評価する金融商品って、なんだそれ!

2007年11月25日(日曜日)

■日経マーネーの1月号が、2007年度に注目された金融商品50を対象に、20人のファイナンシャルプランナーにその商品性の評価を採点してもらい、総合点で順位を決めている。

■そこに並んだ金融商品を見ながら、何とも理解できない商品が並んでいるのに唖然とした。

■というのは依然、僕は「日経マネー」の広告関連の特集記事を書いたり、取材などを大手の金融会社相手にやったりしていた時期があったからだ。そう遠くはない過去のことだ。

■たとえばその頃は投資信託についての知識なら、誰にも負けないぐらいあったのでは、と自負している。だから米国の大手金融会社の商品の印刷物の制作などにも大手の広告代理店の仕事で携わった。(いまはどうなのか知らないが、その時のその金融会社の日本の会社は、デザインからコピー内容まで、すべて海外からの指示で制作していた。つまり言われたとおりに作っていただけ。にもかかわらず、何で何度も打ち合わせをやったのだろう)

■以後、身を引いて、金融改革が怒涛のように押し寄せた。その怒涛の中に身をおいていれば、それなりに金融関連の仕事を続けていただろうが、仕事をしていながら、なんとなく金融商品が好きになれなかった。(それが身を引いた一番の理由だったな、今思えば)

■現在のぼく自身は全く投資とは縁のない暮らしだが、昔は違った。20代で株式投資をしたとき、初めて購入した株50万円がいきなり一週間で倍になった。

■証券会社の営業マンが、何で若造にこの株が上がることがわかったのか不思議に思ったのだろう、何度も、どうしてあの銘柄を購入したのか、と訊ねてきた。

■そのときは、ただ勉強しただけだった。投資と株売買について、かなりの勉強を。今のように情報が飛び交ってなくて、自分で勉強するしかなかった。セミナーや講座など、金を出して学ぶなどという機会もほとんどなかったのではなかったか。もちろん指南書は出ていたし、それで学んだのだが。

■ただしその後がいけない。結局、自分で銘柄を決めて売買することを徹底すればよかったのに、次第に営業マンの推奨する株を買いだしてからがいけなかった。売買手数料を納めるだけになり、あとはあまり芳しい経験はない。そして株の売買、投資から遠のいた。

■後年、今でいうIRの仕事、つまりアニュアルレポートの和文原稿などを書くことで、経済などの動きを少しは学んで、追っていた。そのことが日経マネーの仕事をするに際し、抵抗なく関われた理由だろう。

■で、たまにはマネー誌を手にしてぺらぺらとページを繰ってみる。大変な移り変わりである。商品がわからない。最近は、しょせん金融の世界の素人であると任じてページを繰っている。

■数年前からデイトレイダーなるものが日本でも注目され、盛んになったが、いまはどうなのだろうか。まだ隆盛なのだろうか。多少興味を覚えたが、自分が手がけた講演会で講師を依頼したアナリストに首をひねられ、「やめた方がいい」というので、それきりになった。

■日がな一日、大の大人がパソコン相手に室内でくすぶる孤独な作業である。しかも儲けた、損したの連続である。どうかと思える仕事だ。
孤独な室内作業と言えば、物書きやライターもそうだが、こちらは全く別物。苦しいけど、面白い仕事で張り合いがある。ちがうのは、まったく金にならないことだ。著書を編んでベストセラーでも立て続けに出せれば別だが、そんな夢のような話しは考えない。

■ただ少しだけ、投資の世界にはスケベエ根性がある。書き手の高が知れた仕事では先々がおぼつかなく心細い。それである時期を見越して再び投資でもはじめようかと思っている。それでたまに日経マネーのページを繰る。

■ところでファイナンシャルプランナーって、自分たちは投資をしない。この協会の幹部たちにも取材をしたが、彼らは評論家的な話はするが、個人的には決して投資で稼いではいない。仕事が違うといえばそれまでだが、投資なら、自分で儲けてみろっていいたいな、ぼくは。儲けられない人のアドバイスを聞いて、どんな徳があるのだろうか?

2年で500億、これが資源投資の大鉱脈だ!4

2009年9月9日(日)

今週号の週刊ダイヤモンドが「資源株投資入門」と題して特集を組んでいる。以前仕事で関わったことのある企業名が次々と出てくる。

基本的には株投資の特集だし、その意味で資源に関わりのある企業はもちろん、世界の資源メジャーの動きも含めて、昨今の資源に関わる動向が俯瞰できる。

個人レベルでの投資はさておき、記事のなかに95年に証券会社をとびだして金投資会社を立ち上げ、05年にアメリカネバダ州で買収価格16億円で低品位の金山を購入した企業が取り上げられている。(当時の市場金価格は420ドル/オンス)

当時の金価格と較べてもほとんど利益のでない鉱山だったので、売る方は投げ売り、買う方はたたき売りで売買が成立した鉱山だった。

それがこのところの金価格の高騰(現在市場価格は約700ドルで、上昇中)で、この金山の価値が現在で500億円だという(埋蔵量換算)。31倍超の驚愕すべき資産価値である。

これはまさにタンジブルエコノミー(資源経済・実物経済)に基づいた成功談そのものである。2年で31倍に膨れあがり、まだまだふくれるというのである。

実物、つまり、金などの保有が進められるわけだ。

一方で、先週だったか、個人対象IRフェアが東京で開催され、大盛況だったという。安定株主を集めるため、個人株主の囲い込み(特に段階の世代の資産)をねらって、各企業はIR活動に躍起である。

個人がこの手のIR活動出にむらがっても、所詮たかが知れた投資話でしかない。本当に稼ぐやつは、上記のように、しっかりと驚くべき投資をして、稼いでいる。(個人投資家はだまされているね、明らかに。以前、マネー雑誌にも関わっていました)

ところで石見銀山の世界違算が決まって、近代産業の遺跡が注目を浴びている。黄金の国ジパングは世界屈指の金銀の産出国だった。

有名なのが、佐渡の金山。長い間、日本一の金山として知られてきたが、現在の佐渡は観光のみ。

そして日本一の地位も10年ぐらい前に明け渡している。現役で稼働している、九州鹿児島にある「菱刈金山」に。

この金山は世界一の金鉱山である。トン当たりの金の含有量が世界一なのだ。以前、仕事で訪れたことがある。鉱山の中まではいって、金鉱脈に手で触ってきた。

驚いたのは、地上から四駆で坑道にどんどん入っていくことだ。そして坑道で活躍しているのは、鉱山用の重機である。中で働く人員は驚くほど少ない。

この金山は一企業が保有する。この企業が保有する資源などの権益が11兆円というからこれまた驚くしかない。

資源を媒介にした投資と、資源を媒介にした資源会社の活動、ここには個人投資家のはいる余地などまったくない。

資源という産業の「素材」を扱っている以上、やはり強い。

資源に関わる企業は、各産業界の研究開発の最先端で何が開発されているのかについて、ほとんど知悉している。

そうなのだ、まるで各種の薬を煎じるように、貴重な素材を客の企業の要求に応じて作りだし、提供していうるからだ。そこから新たな器機が市場に出てくるのだ。

株式投資を否定するつもりはないが、個人レベルの投資などたかが知れているし、だまされ続けているといってもいいだろう。

国内で細々と投資を考えていてはだめ。もっと視野をひろげなければならないのはいうまでもない。

資源業界の話題に触れた記事を読んで以前の仕事を思い出しながら、なんとなく……。




















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