玉川上水(武蔵野市)の事務所から…

ライターの仁です。企業広報分野でIR(Investor Relations)などの仕事をしています。折々の、あることないことで、気にとまったことを発信します。

November 2016

あの「伊勢丹メンズ館」の仕掛け人は、この人――

2016年11月24日(木)

11月の東京で、

観測史上(1875年以来)はじめての積雪となった今日、

紅や黄に染まった樹々の木立に降りしきる真っ白な雪が、

日常とはことなる

風趣に満ちたあざやかな彩りの空間を見せている。

   ――――――――――――――――

「伊勢丹メンズ館」の仕掛け人は、この人だった。


大西洋
(「経済界」からのフォトを引用)

国内最大の百貨店グループである三越伊勢丹のトップ・大西洋(61歳)。

業界ではおそらく〈やり手〉として有名人なのだろう。

他にセール時期の後ろ倒しや休業日の復活、

営業時間の短縮、評価・報酬の見直しなど、

販売員の活力強化をはかって業界の常識に切り込んできた。

各社横並びだったセール時期を前後させたのもこの人だ。

百貨店は、逆風の真っただ中。

「百貨店はかつて〈夢を売る〉場所だった。

しかし消費低迷が長引き、

価格や実用性が魅力の専門店などへ、買い物客は流れている」

「ニーズの急激な変化に、百貨店はついていっていない」と大西。

トップとして、純利益予想が130億円と半減する厳しい見通し。

同時に、反転攻勢のきっかけを探っている。

毎週土曜の朝日新聞「be」に、

時代をけん引する各業界の〈フロントランナー〉が紹介されており、

今回はこの人(11月19日)。その記事に基づいての紹介。

百貨店業界では花形の婦人部門ではなく、そこから遠い紳士部門を歩んだ。

あるとき、英国・老舗メーカーの靴を仕入れて短期間だけ売ってみる。

一足20万。

これが驚くほど売れた。


このことで、婦人物は流行が大事なのは言うまでもないが、

紳士物は〈奥深いこだわりの世界〉なのだということを実感。

こうして当時の社長に、紳士服専門館の全面改装を直談判。

これが「大人の遊び場」を演出する「メンズ館」構想につながる。


改装費は50億円。

もちろん抵抗と批判にさらされる。

メンズ館誕生は2003年。

オープンして大盛況に。

商品棚から紙袋まですべてスタイリッシュに統一し、

化粧品や革小物、カバンなども充実させる。

個人的にはさすがに20万の靴は買えないけれど、

そこそこのブランドの大きな旅行用バッグやその他の小物などを購入してきている。

業界はもとよりマーケティングの分野では、ここは要チェック箇所の一つ。

実際、全国からの視察が相次ぐ。

三越伊勢丹では売り場を「お買場(かいば)」、

販売員を「スタイリスト」と呼ぶ。

売ろうという姿勢より、

客にライフスタイルを提案する仕事だという意味から。

〈お客さまことを第一に〉との考えは、

大西が入社早々に配属された紳士服売り場で

女性の先輩に叩き込まれた。

「その先輩は買い物客との会話で潜在的なニーズを探り、

陳列の仕方を巧みに変えながら、抜群の売り上げを誇っていた」

ぼくの地元の吉祥寺から伊勢丹がなくなって何年になるだろうか……。

11月上旬、都心の旗艦店の改装について、

あえて不振の婦人服に注力する方針を発表。

人気の雑貨や食品を増やす手もあるはずだが、

「それでは、日本のファッション文化がなくなってしまう」とも。

再び、夢を売る百貨店を視野に、

人工知能を搭載したロボットや、

モノのインターネット(IoT)を使うサービスの販売も検討中。








ジブリ宮崎駿――その精神、世界観の真骨頂を見せた「終わらない人」


ジブリ宮崎駿――その精神、世界観の真骨頂を

見せた「終わらない人」



2016年11月15日(火曜)

NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」を見る。

ジブリと宮崎駿の事務所は僕の日常の散策コースだから(自転車での)、勝手に身近な存在と思ってるので興味を抱いて見た。

宮崎本人に出会うこともある――。

宮崎駿事務所
宮崎駿のアトリエ(小金井市)

引退宣言をした75歳になる宮崎駿が今何をしてるのかと思ったら、ジブリ美術館のみで上映される短編制作に取りかかっている。

その制作の曲折を経て、手描きでやってきた宮崎駿が事ここに至りCGとも取りくんでいる姿が映しだされる。

そして「終わらない人」というタイトルは、宮崎駿がひそかに長編制作を考えており「これ読んでみて」と鈴木プロデューサーに唐突に企画書が提示される。


鈴木・宮崎


一緒に仕事をやってきた宮崎の友人知己が次々と鬼籍に入(い)り、
もしかしたら制作途中で自分も亡くなったりしまいかなどと半ば冗談、

半ばあって欲しくはない見込みにも触れながら――もし制作途中で逝くようなことがあれば、
その長編は大ヒットするな、などとの軽口も。

ジブリの女性スタッフが宮崎に「宮崎さんは去年より100倍元気ですよ!」
「いや、元気じゃないですよ」と宮崎。

「絶対元気だと思います。目力が違いますもん」
ということは(それじゃ)「……生涯、仕事やってなきゃいけないじゃない」

そう、仕事です、仕事、とでも言うように女性スタッフが続ける。
「絶対、お元気だと思います」
「仕事って、大事ですね……目力が違います」

そして宮崎が半ば自嘲気味に「オレは後期高齢者……末期高齢者、断末期だよ」などと言葉を交わすシーンも。

若いCGアニメ作家と制作へ取り組む姿や、ドワンゴの会長らが手掛けたグロテスクなCG映像がジブリで映じられ、この映像は生命に対する侮辱そのもと直截に批判する宮崎の発言などがあり、

この発言は明らかに宮崎に創作物に対する魂を備えた人間としての理があり、発言には首肯できる。このシーンはネット上でも話題のようだ。

そうしたことも含め、ぼく自身一人の書き手として、いろいろ刺激を受けた。再度見直すことになりそう。


今日は都心で打ち合わせ。地元に戻って、吉祥寺のホテルで開かれた展示会・産業フェスタを覗く。





吉祥寺発――あるプロジェクトを企画中!

2016年11月10日(木)

先週の今週ではないけれど――前回ブログで触れた吉祥寺在住のファッションデザイナー氏と早速知遇を得ることができた。知人を介して。

デザイナーさんらしくと言っていいのか、女性風髪型の長髪を紫色に染めた髪はもとより、異彩を放つ衣装をまとった装い(足元の靴までも)と全身これ注目を浴びるのだが、根は男っぽいというか確かな事業者としての視点を蓄えた、洞察力に富んだ人物と見た。

このままファッション界で大成してほしい。すくなくとも地元吉祥寺では今後、事業人としてのリーダーになりうる素材と見た。

地元吉祥寺をベースに、吉祥寺広域圏としてのあるプロジェクトが立ち上がりそうで、一緒に動くことになりそう。地元と都心での動きと、二股かけての動きとなりそう。









東京コレクション「虐げられた歴史」をアピール!デザイナーは吉祥寺の人

2016年11月1日(火)

東京コレクション
AFPより

先月の、すなわち10月19日のことだが、原宿の表参道ヒルズで開催された東京コレクションに、モデルとして元ハンセン病の女性が登場した。

ファッションショーに、しかも国内トップ級の一大ファッションイベントへの登場であるからして、(差別や隔離の人権侵害の歴史をアピールするための)この「モデルさん登場」は、大いに注目を集め、そのニュースバリューの大きさに、大手メディア(日経までも)はこぞってこの話題を取り上げていた。

今日になって知ったのだが、そのファッションショー仕掛けたのは、なんと、ぼくの地元、武蔵野市吉祥寺に事務所をかまえる、35歳のファッション・デザイナー氏だと。それは今日、電話で知人と話していて知ったのだが、このデザイナー氏はその知人の友人でもあった。

その報道に接した時ぼくは、日本のファッション界も捨てたものではない、あの華やかなファッションショーの舞台で……このようなことが仕掛けられるようになったんだと、喝采を叫んだものだ(個人的に多少イベントも手掛けるので、それなりの事情通です)。東京コレクションで、このようなアピールを真正面から堂々と行うようになったんだと。そしてそのショーを仕掛けたデザイナーの心意気を、大いに称賛した次第。

それで今日、知人との電話の後でデザイナー氏の事務所のHPにあった映像や写真や文章を見るなり読むなりして、そのまっ正直な主張に、思わず目頭を熱くしてしまった。

今度紹介してもらおう。





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