2015年8月31日(月)
ニューズウィーク電子版(7月31日)に載った、パックンこと米国人パトリック・ハーランの論考「安保法案については、アメリカ人だから語りません」を読み直してみた。
読んでみると、(海外と比較しているので)日本における司法や立法制度の独特な(つまりおかしな、変な)特徴というか――そういうことが分かり、
(市民レベルとしては)ほぼ過不足なく「安保法政が何であり」、「何がおかしく」、「それはどうしてか」が分かり、
どうして日本でいま、反対の動きなのか、また動かなければならないのかの背景がよくわかる。
パックンはまず、「民主主義下で政府の権力乱用を防ぐ“抑止力”」は二つあり、
それは「憲法」と「民意」だとする。
簡単にまず憲法のみの紹介。
安保法案が違憲であれば破棄されるはずで、それが憲法の抑止力だとする。
しかし日本では他国と異なり、憲法そのものに基づく裁判以前に違憲立法審査を行う最高裁判所のシステムがあるとする。
つまり、憲法判断以前に、「特定の事案がないと違憲かどうかの判断が下せない」システムになっているのだ。
パックンはここが独特な制度としておかしいと指摘し、言い換えれば、憲法はブレーキとしてほとんど機能していないとの論を展開する。
詳しくは下記で。
安保法案については、アメリカ人だから語りません
ついでにこちらも。対で読むともっとよく分かる。
この論考で、安保法政の“何故”がスッキリ
ニューズウィーク電子版(7月31日)に載った、パックンこと米国人パトリック・ハーランの論考「安保法案については、アメリカ人だから語りません」を読み直してみた。
読んでみると、(海外と比較しているので)日本における司法や立法制度の独特な(つまりおかしな、変な)特徴というか――そういうことが分かり、
(市民レベルとしては)ほぼ過不足なく「安保法政が何であり」、「何がおかしく」、「それはどうしてか」が分かり、
どうして日本でいま、反対の動きなのか、また動かなければならないのかの背景がよくわかる。
パックンはまず、「民主主義下で政府の権力乱用を防ぐ“抑止力”」は二つあり、
それは「憲法」と「民意」だとする。
簡単にまず憲法のみの紹介。
安保法案が違憲であれば破棄されるはずで、それが憲法の抑止力だとする。
しかし日本では他国と異なり、憲法そのものに基づく裁判以前に違憲立法審査を行う最高裁判所のシステムがあるとする。
つまり、憲法判断以前に、「特定の事案がないと違憲かどうかの判断が下せない」システムになっているのだ。
パックンはここが独特な制度としておかしいと指摘し、言い換えれば、憲法はブレーキとしてほとんど機能していないとの論を展開する。
詳しくは下記で。
安保法案については、アメリカ人だから語りません
ついでにこちらも。対で読むともっとよく分かる。
この論考で、安保法政の“何故”がスッキリ