2009年4月27日(月)
■たとえばである。各社のHPには企業トップの挨拶やメッセージが載っている。企業理念であったり経営理念であったりと様々だが、それは広報部が作成した格調高い挨拶文として提示されている。
■こうした挨拶やメッセージからは、その企業の公式のメッセージが伝わってくる。しかし当たり前だが、トップの人間性やパーソナリティは伝わってこない。
■ところが日々進化しつづけるデジタル時代にある今日、こうした企業サイトも遠からず「音声や映像を通じてのメッセージ」に取って代わるだろうと言われている。いや、既に一部の企業はそうした取り組みをしている。例えばIRについての情報などでは、決して先進的な企業でなくとも、一時的に(時間限定で)ネットを通じて映像を流しているところもある。
■これは普段目にすることのない、その企業のトップがどのような人物なのかを、映像と声で確認することになり、経営トップすなわち社長の人柄や人間性、パーソナリティが、あるいはリーダーシップや信念が、言葉を超えたものとして伝わってくることになる。もちろん、投資家や顧客からは歓迎される。
■そしてこのような広報・IR戦略は近い将来、常識となってくる。
■どうですか、実はこれ、田坂広志『プロフェショナル進化論』の中の一部「自分のパーソナリティを発信する」からの要旨だ(僕の経験も加えてある)。
■つまり今日ではネットを通じ、映像や音声を用いて、容易に自分の「パーソナリティ」を伝えることができるし、できるようになった。そして「できるようになった」ということは、そのような映像や音声を用いた、より密度の濃い情報の発信を多くの人が求めるようになるであろうから早晩、「しなければならなくなる」ということを意味している。すなわち「パーソナリティの時代」が到来して、自分のメッセージを「より密度の濃い情報」として伝え、発信する、語りかける時代になったというのだ。
■著書ではこのあと、その戦略について触れている。
田坂広志さんの著書を取り上げたのはほかでもない。田坂さんの読者やファンは世の中に多いが、ぼくも4、5年前までは彼の著書を読んでいた。
■おそらく著書は50冊以上あるだろうが、ぼくは20冊ぐらいはよんでいる。で、久しぶりに彼の著書「プロフェショナル進化論」を手にした。実はブックオフでたまたま目にとまって買い求め、「積ん読」状態だったものだ。2007年5月に刊行されている。いまから2年前だ。最近ではあまり聞かなくなったが「ウェブ2.0」という言葉が喧伝されていたころだろうか。それを受けての専門職たる人たちへ向けた、次なる時代に向けてのあるべき姿の提言がこの著書というわけだ。プロとして「個人のシンクタンク」を目指せと。
■で、この著書のすばらしいところは、これまでの彼の発想法や思考の方法など(つまり彼の企画手法)が文章から感じられるところにある。言うなれば「田坂式発想法」のエキスがこの新書に散りばめられている(そこがこれまでの著書と違うように感じました)。
■上述の紹介箇所は著書のなかでもほぼ終わりのところのもので、たまたまそこを取り上げたに過ぎず、僕はむしろこの新書の前半部分で多くの示唆を受けた。
それは、企業広報の仕事に携わってきて、まさにトップの挨拶文を書くことや、その他の色々な仕事にまで携わってきて、すこし以前から、「出来るなら今の仕事から、もう一つ抜けだした次元で仕事をしてみたい」と思うようになり、何をどうしたらいいのか、模索していたところなのだ(なかなか答えが見つからないのだ、これが)。
■たまたま「積ん読」のなかから手にしたこの一冊の新書が、何らかの方向性の大きなヒントを与えてくれており、そのための「気づき」が、次々とあったので、この著書をとりあげてみたのだ。
今のところ、ビジネス書関連では、今年僕が読んだ中では「一番」がこれだ。とにかく、驚くような著者の洞察が次々と出てくる。
この事例は別に奇をてらっているわけでもなく、またこの著書のハイライトということでもない。これもたまたま挙げているに過ぎない。もちろん「何故なのか」のその理由が、簡潔かつ論理的な文章で分かりやすく説明されている。きりがないのでこのあたりで措くが、よかったら手にしてみてください。広くネットに携わっている人なら参考になるところが多いはず……。
■たとえばである。各社のHPには企業トップの挨拶やメッセージが載っている。企業理念であったり経営理念であったりと様々だが、それは広報部が作成した格調高い挨拶文として提示されている。
■こうした挨拶やメッセージからは、その企業の公式のメッセージが伝わってくる。しかし当たり前だが、トップの人間性やパーソナリティは伝わってこない。
■ところが日々進化しつづけるデジタル時代にある今日、こうした企業サイトも遠からず「音声や映像を通じてのメッセージ」に取って代わるだろうと言われている。いや、既に一部の企業はそうした取り組みをしている。例えばIRについての情報などでは、決して先進的な企業でなくとも、一時的に(時間限定で)ネットを通じて映像を流しているところもある。
■これは普段目にすることのない、その企業のトップがどのような人物なのかを、映像と声で確認することになり、経営トップすなわち社長の人柄や人間性、パーソナリティが、あるいはリーダーシップや信念が、言葉を超えたものとして伝わってくることになる。もちろん、投資家や顧客からは歓迎される。
■そしてこのような広報・IR戦略は近い将来、常識となってくる。
■どうですか、実はこれ、田坂広志『プロフェショナル進化論』の中の一部「自分のパーソナリティを発信する」からの要旨だ(僕の経験も加えてある)。
■当然だがこの前段には、これまでテレビやラジオなどのメディアに出る出演者の人たちが心得ていなければならないこととして、表情や話しぶり、眼差しや目の配り、仕草などにも言及してあり、今では素人が映像メディアに出る時代になったのだから「そういうことを意識しなさい」「状況が変わったのだから」と話しをつなげている。
■そしてこれはトップだけのことではなくなりつつある。企業ホームページの「リクルート情報」「人材採用」のコーナーでは、人事部長や中堅、若手の社員も、映像を通じて語りかけていくことになるというのだ(既にあるのでは…)。そしてこれは写真や美辞麗句で飾られているプロフェショナルの仕事人のホームページである医者や弁護士、弁理士などのあらゆる職業や職種にも拡がっていくことになる。
■つまり今日ではネットを通じ、映像や音声を用いて、容易に自分の「パーソナリティ」を伝えることができるし、できるようになった。そして「できるようになった」ということは、そのような映像や音声を用いた、より密度の濃い情報の発信を多くの人が求めるようになるであろうから早晩、「しなければならなくなる」ということを意味している。すなわち「パーソナリティの時代」が到来して、自分のメッセージを「より密度の濃い情報」として伝え、発信する、語りかける時代になったというのだ。
■著書ではこのあと、その戦略について触れている。
田坂広志さんの著書を取り上げたのはほかでもない。田坂さんの読者やファンは世の中に多いが、ぼくも4、5年前までは彼の著書を読んでいた。
■おそらく著書は50冊以上あるだろうが、ぼくは20冊ぐらいはよんでいる。で、久しぶりに彼の著書「プロフェショナル進化論」を手にした。実はブックオフでたまたま目にとまって買い求め、「積ん読」状態だったものだ。2007年5月に刊行されている。いまから2年前だ。最近ではあまり聞かなくなったが「ウェブ2.0」という言葉が喧伝されていたころだろうか。それを受けての専門職たる人たちへ向けた、次なる時代に向けてのあるべき姿の提言がこの著書というわけだ。プロとして「個人のシンクタンク」を目指せと。
■で、この著書のすばらしいところは、これまでの彼の発想法や思考の方法など(つまり彼の企画手法)が文章から感じられるところにある。言うなれば「田坂式発想法」のエキスがこの新書に散りばめられている(そこがこれまでの著書と違うように感じました)。
■上述の紹介箇所は著書のなかでもほぼ終わりのところのもので、たまたまそこを取り上げたに過ぎず、僕はむしろこの新書の前半部分で多くの示唆を受けた。
それは、企業広報の仕事に携わってきて、まさにトップの挨拶文を書くことや、その他の色々な仕事にまで携わってきて、すこし以前から、「出来るなら今の仕事から、もう一つ抜けだした次元で仕事をしてみたい」と思うようになり、何をどうしたらいいのか、模索していたところなのだ(なかなか答えが見つからないのだ、これが)。
■たまたま「積ん読」のなかから手にしたこの一冊の新書が、何らかの方向性の大きなヒントを与えてくれており、そのための「気づき」が、次々とあったので、この著書をとりあげてみたのだ。
今のところ、ビジネス書関連では、今年僕が読んだ中では「一番」がこれだ。とにかく、驚くような著者の洞察が次々と出てくる。
・「『知識社会』とは、『知識』が価値を失っていく社会である」
・「まもなく現在語られている『プロフェショナル』という人材像そのものが、付加価値の高い人材像ではなくなり、『当たり前』の人材像になっていくだろう」
この事例は別に奇をてらっているわけでもなく、またこの著書のハイライトということでもない。これもたまたま挙げているに過ぎない。もちろん「何故なのか」のその理由が、簡潔かつ論理的な文章で分かりやすく説明されている。きりがないのでこのあたりで措くが、よかったら手にしてみてください。広くネットに携わっている人なら参考になるところが多いはず……。


